研究紹介

数理物理工学研究室で研究しているテーマは、以下の3つに大別されます。

複雑ネットワーク

近年、物理的なモノの見方を「物質」や「宇宙」だけでなく、「社会」や「生体」にまで広げる試みが盛んに行われています。ネットワークは要素と要素間の相互作用が定義されるあらゆる系から抽出されるため、複雑ネットワークとして扱うことのできる系は人間関係、インフラ・交通網、神経網など極めて広い領域に渡ります。本研究室では、多種多様な複雑ネットワークの形成原理ダイナミクスを物理的な視点から解析し、現実世界に潜む普遍的性質を追求します。

超伝導

超伝導体は、1911年にオランダの物理学者カマリン・オネスによって発見されました。超伝導体のもつゼロ抵抗や完全反磁性といった奇妙な性質は、その発見から多くの物理学者を魅了し続けています。現在、超伝導体の研究は新たな展開をむかえています。我々は、トポロジカル超伝導体が示す特異な電磁気学的応答に体系的理解を与えるべく、マヨラナ粒子奇周波数クーパー対をキーワードに理論研究を行っています。

量子ウォーク

量子ウォークは、ランダムウォークの量子力学版と言える数理モデルであり、量子情報・量子計算への応用を目的として発達した研究分野です。現在ではそのような応用研究に加え、量子ウォークを量子シミュレータとして用いることにより量子系に対する理解の深化を目指した基礎研究など、様々な研究が行われています。本研究室では、量子ウォークのダイナミクスを物性物理学の立場から俯瞰し、量子探索問題開放量子系におけるトポロジカル相などの理論研究を行っています。

過去の学位論文

過年度の卒業論文・修士論文・博士論文のテーマはこちらのページで見ることができます。